初級
AI基礎
120分
④先生のためのAI講座:AIで授業準備を劇的に効率化!教師のための授業設計AI活用術
授業準備の負担を減らし、生徒に向き合う時間を増やそう!
この講座について
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「授業でAIを活用したい」と思っても、現実には壁があります。小中学校で配られているタブレット端末では、生成AIの利用が原則として制限されています。文部科学省のガイドラインでも、児童生徒が直接AIを使う場面については慎重な姿勢が示されています。高校でも、全面的にAIを活用した授業を行っている学校はまだ少数派です。
では、今の段階で教師ができることは何か。第4回は、この現実を踏まえた上で、**「授業の準備にAIを活用する」**ことに焦点を当てます。
プリントやワークシートの作成、生徒への問いかけの準備、テスト問題の作成、評価基準の整理——こうした授業の「準備」をAIで効率化・充実させることで、授業の質を上げることができます。そして、授業の「本番」——生徒の前に立ち、反応を見ながら教え、問いかけ、励ます——は、これまで通り人間が担います。
講座の冒頭では、生徒の端末やAI環境の現実をデータで確認します。小学生のスマホ所持率は56%で、低学年でも半数が持っています。中学生は90〜97%とほぼ全員が持っています。しかし、学校で配られているタブレットでは、生成AIの利用が制限されているのが実情です。
一方で、生徒たちは家では自由にAIを使っています。分からない問題をAIに聞く、作文の書き方を相談する、宿題の答えを確認する——学校の外では、AIはすでに生徒たちの「勉強の相談相手」になりつつあります。この「学校と家庭のギャップ」があることを、教師として知っておくことは大切です。
最初のディスカッションでは、「教える」ことの価値がどう変わるかを考えます。知識を正確に伝えることは、AIにもできます。生徒がいつでもAIに聞ける時代に、授業で知識を伝えることの価値はどうなっていくのか。では、教師は授業で何を届けるべきか。知識そのものではなく「問い」を投げかける、一人では気づけない見方を示す、仲間と一緒に学ぶ体験を作る、学びたいという気持ちを引き出す——こうした方向性を参加者同士で議論します。
続いて、授業準備にAIを使う3つの領域をお伝えします。
1つ目は「教材作成」です。補足プリント、ワークシート、スライド資料、図や表、例題——これらをAIで効率的に作成します。これまで何時間もかけていた教材作成が、数十分で終わる可能性があります。
2つ目は「発問づくり」です。「生徒に何を問いかけるか」は授業の要です。AIに「この単元で生徒の考えを深める問いかけを10個考えてください」とお願いすることで、問いかけの引き出しが増えます。自分一人では思いつかなかった角度からの問いが出てくることもあります。
3つ目は「評価の準備」です。テスト問題の作成、評価基準表の作成、通知表の所見の下書き——評価に関わる準備をAIで効率化します。
ここで大切なのは、「準備」と「本番」の役割分担という考え方です。AIは準備を手伝ってくれますが、授業の本番——生徒の表情を見て説明の仕方を変える、つまずいている子に声をかける、話し合いを促す、教室の空気を作る——は人間にしかできません。準備が楽になった分、本番に気持ちを集中できる。それがAI活用の本当の意味です。
講座の中心は、教科別の授業準備プロンプト実践です。50分間、説明を聞くだけでなく、実際に手を動かしていただきます。
教材作成では、たとえば「中学2年理科『電流と磁界』の補足プリントを作成してください。基本的な考え方の図解、実験の手順、考察のヒントを入れてください」といった形でAIに頼みます。出てきたものを確認し、自分の授業のやり方に合わせて手直しするコツも学びます。
発問・ワークシート作成では、「小学5年算数『割合』の授業で、子どもたちの考えを引き出す問いかけを10個作ってください。買い物や料理など日常生活と関連づけた問いを含めてください」と依頼します。AIが出してくれた問いかけを、自分のクラスの子どもたちに合わせて選んだり、言い回しを変えたりします。
テスト問題作成では、「中学3年英語の現在完了形のテスト問題を作ってください。基本問題5問、応用問題3問、英作文1問、配点と答えもつけてください」と伝えます。難しさの調整、問題の差し替え、解説の追加も体験します。
評価基準表の作成では、「総合的な学習の時間のレポートを評価する基準表を作ってください。見るポイントは『調べ方』『まとめ方』『自分の考え』の3つ、A・B・Cの3段階で、それぞれどこまでできていればその評価になるか具体的に書いてください」と依頼します。AIが作った基準表をたたき台にして、自分の学校の実態に合わせて修正します。
それぞれの場面で、AIにお願いする文章を入力し、出てきたものを確認し、手直しする——このサイクルを繰り返します。50分間でできるだけ多くのパターンを体験していただきます。
講座の終盤では、「生徒がAIを使う時代に備える」という視点で情報をお伝えします。今すぐ実践するわけではありませんが、すでにAIを授業に取り入れている高校の事例、海外での取り組み、文部科学省のガイドラインが示す方向性を共有します。
将来、生徒がAIを使う授業を行うとしたら、どんなルールが必要になるか。「使っていい場面」と「使ってはいけない場面」をどう分けるか。AIを使ったことを正直に書かせるにはどうするか——今のうちに考えておくべきポイントを紹介します。すぐに使う知識ではなくても、「こういう時代が来る」と知っておくことで、心の準備ができます。
お持ち帰り教材として、授業準備プロンプト集(教材作成・発問づくり・評価の準備、合わせて50例以上)、教科別のプロンプトひな形、評価基準表の作り方ガイド、「生徒のAI利用ルール」参考資料をお渡しします。
「授業でAIを使う」のはハードルが高くても、「授業の準備にAIを使う」は今日から始められます。毎日の授業準備に追われている先生方にこそ、この2時間で「準備が楽になる」感覚を体験していただきたいと思います。準備が楽になれば、その分、目の前の子どもたちに向き合う余裕が生まれます。
**この講座で得られること:**
* AIを活用した授業準備の具体的な方法
* 教科別のプロンプト実践による即戦力スキル
* 生徒がAIを使う時代に備える視点
* 授業準備時間を大幅に短縮し、生徒と向き合う時間が増加
ハンズオン形式で、初心者でも安心してご参加いただけます。mirAIcafeで、AIを味方につけて、より質の高い授業を実現しましょう!
こんな方におすすめ
カリキュラム
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